テイクアウトメニューにも注目!
サロン・デュ・ショコラ 2018 イベントレポート
[ 甘コラム ]

いよいよ始まる「サロン・デュ・ショコラ 2018」。ショコラ好きにとっては楽しみで仕方のない、年に1度のお祭りです。今年は1月22日~28日まで(一般会期)、東京・新宿の新宿NSビル地下1階=イベントホールにて開催されます。新宿スイーツ編集部も毎年参加していますが、今年は、一般会期に先駆けて行われた、“エムアイカード特別ご招待日”の初日、1月20日に会場を訪問。一足早く、「サロン・デュ・ショコラ」満喫してきたので、そのレポートをお届けします。

※2019年の情報はコチラ!
»サロン・デュ・ショコラ 2019 イベントレポート

時間帯別の入場チケット制でサクサク買える!

例年、大混雑&大行列だった「サロン・デュ・ショコラ」会場。同じく新宿NSビルで行われた2016年には、新宿駅周辺を取り巻く大行列が生まれましたが、東京国際フォーラム開催となった2017年をはさみ、今年は時間帯別の入場チケット制を導入。昨年も同じく“エムアイカード特別ご招待日”に参加した編集部ですが、その時と比べても驚くほどスムーズに入場&購入できました。チケット購入という手間はかかりますが、これまでの混雑ぶりを考えると、この快適さには代えられません。劇的と言っていい変化です。

チケットは、Yahoo! JAPANのデジタルチケット「PassMarket」にて、1枚648円で販売中。この原稿を書いている1月21日20時時点では、各日ともに購入可能でした。ただ、早い時間帯はどの日も完売していますね。逆に夕方、夜は残っているので、仕事帰りに来場可能な方は、参加を検討してみてはいかがでしょう。

食べ歩きOK!テイクアウトメニューにも注目

世界各国からさまざまなショコラが集まる「サロン・デュ・ショコラ」では、パッケージ販売が中心です。ただ、会場内にはテイクアウトメニューもあり、そのまま場内での食べ歩きもできます。編集部のオススメは、多数用意されているアイスですね。何しろ、場内は熱気がスゴイんです! 真冬とはいえ、買い物を終えた頃にはクールダウンしたくなること間違いなし。というわけで、実際に編集部が購入したテイクアウトメニューを2つ、ご紹介しましょう。

まずはこちら、和楽紅屋の「クール ショコラ カカオパルプ(税込:601円)」。

カカオの果実から作ったピューレとショコラで仕立てたという、ハート形の棒アイスです。トッピングはイチゴのクランチとカカオニブ。パクッとかぶりつくと、外側はパリッとしていて、クランチーな食感。逆に、中のアイスはとってもふんわりで、そのギャップがたまりませんでした!

続いてはこちら、ヨシノリ・アサミ(Yoshinori Asami)の「クレーム・グラッセ(税込み:671円)」。

「ビターチョコアイス&苺ミルフィーユアイス」と「ミルクチョコアイス&ヘーゼルナッツアイス」という2種類が販売されていました。編集部は迷いに迷って、後者をチョイス。ミルクチョコも美味しかったのですが、個人的には香ばしさのあるヘーゼルナッツアイスが本当に美味しくて感激しましたね。ボリュームがあるので、2人で食べるくらいで、ちょうどいいかもしれません。

編集部が注目した3ブランド

ここからは、新宿スイーツ編集部が実際に購入&レビューした商品を元に、ぜひ味わってもらいたい、注目のブランドを3つ、ご紹介したいと思います。

一つ目はユミコ サイムラ ピッコラ・パスティチェリア(Yumiko SAIMURA Piccola Pasticceria Italia)。2011年、イタリアでのワールド チョコレート マスターズ コンテストにて総合優勝。2015年にはC.C.C.「外国人部門賞」を受賞。さらには、2014-2017年にかけて、ロンドンでのインターナショナル チョコレート アワードで金賞を受賞という、輝かしい経歴を誇る日本人女性パティシエのブランドです。「サロン・デュ・ショコラ」は、今年が初参加となります。

今回購入したのは、「エクアトーレ赤道 4個入り(税込:2,150円)」。「赤道と平行線の味を追う」というテーマで、ケニア、ベトナム、ベネズエラなど、南北20度以内の大地に生まれた産物と、それぞれ厳選した産地の異なるカカオ豆が組み合わされているのだそうです。どれも力強く、物語性すら感じる味わいで、今回購入した様々なショコラの中で、一番印象に残った“作品”でした。

続いて紹介するのは、カンタン・バイィ(Quentin Bailly)。2017年にお店をオープンすると、同年の「サロン・デュ・ショコラ パリ」で新人賞を獲得。C.C.Cで金賞を受賞するなど、華々しい活躍を続けている注目の若手です。1月20日、出展ブースを訪問した際には、店頭で真摯にサインを続けるカンタン・バイィ氏の姿が。正直いって、イケメンです。お客さんへの対応を見て、真面目な人柄が伝わってくるようでした。

一方で、今回購入してきた「ブリケット デュ ノール(税込:3,132円)」は、見た目も味も、遊び心がたっぷり。レンガを模した見た目がユニークなだけでなく、エピスを使ったスペキュロスというクッキーをパウダー状にして加えたという味も斬新。シナモンが効いていて、お酒と一緒に食べたくなる味わいでしたね。

最後に紹介するのは、「キャラメルをすべての商品に使う」というコンセプトのブランド、キャラメル パリ(Karamel Paris)。オフィシャルムックによれば、ブランドを立ち上げたニコラ・アレウィン氏は、自らをキャラメルのボス=キャラボスと名乗り、スタッフをキャラボーイと呼ぶなど、筋金入りのキャラメル愛を持った人物なのだそうです。11歳からパン職人の修行をはじめ、その後にパティスリー&ショコラトリーの勉強を開始。11年間、パリの「ラデュレ」で腕を磨いた後、2016年にパリで同ブランドの店舗をオープンしました。

今回編集部が購入した「アソート バー 7P(4,536円)」「カラックロックノワール(税込:3,024円)」にも、すべてキャラメルが使われています。とくに、縦長のボンボンショコラが7個入った「アソート バー 7P」は、味のバリエーション、キャラメルのテクスチャなどなど、拍手を送りたいような驚きにあふれた一品でした。バーの中には、ライムのキャラメル、パッションフルーツのキャラメル、ココナッツのプラリネなど、さままざまなキャラメルorプラリネが詰まっていますよ。

参加者必見! 会場マップ

とにかく多数のブランドが参加している「サロン・デュ・ショコラ 2018」。どこに何のブランドがあるのか、会場内を把握するのも大変です。編集部は、現地を訪れて開場時間を待つまでの間、スタッフの方にいただいた会場マップを手に、綿密な買い物計画を立てました(笑)。そのマップがこちらです。

※クリックで拡大します。

「会期中にブランドの配置が変更になる場合がございます」という注意書きの通りで、そこ要・現地確認ですが、「サロン・デュ・ショコラ 2018」に参加するという方は、ぜひこちらのマップを参考に、当日のお買い物計画を立ててみてくださいね。

[開催情報]
開催地:新宿NSビル 地階=イベントホール(東京都庁舎隣り)
期間:(一般会期)2018年1月22日(月)~28日(日)
»サロン・デュ・ショコラ日本公式サイト

※この記事の情報はすべて、掲載日時点のものです。